岡山のみそ屋、馬場商店です。
弊社の商品「紅糀みそ」に使用されている「紅麹」について、数々の問い合わせをいただきまして誠にありがとうございます。
弊社は紅麹を扱うようになって20年以上になります。最近は店頭にお越し下さるお客さまや、電話などでお寄せいただくお問い合わせから紅麹のことやGABA(ギャバ)・モナコリンへの関心が高いことを強く実感いたします。
毎日の食事や健康に対する意識が高いお客さまが大変多いこと、また弊社の取扱商品がそういったお客さまのお力になれるといいのにと日々感じております。
本日は、紅麹・ギャバ・モナコリンは一体どのようなものなのか?ということについてご案内したいと思います。
紅麹とGABA・モナコリン
紅麹は、一般的な白や黄色の麹とは異なり、紅色をしている麹のことです。その紅麹が生産する有効成分に、
- 血圧を下げる作用のあるギャバと、
- LDLコレステロールの生成を阻害するモナコリン
生理活性物質とは、わずかな量で生き物の生理や行動に作用し、体のはたらきを調整する役割を持つ物質です。ビタミンやミネラル、酵素・ホルモン・神経伝達物質などもこれに該当します。
GABA(ギャバ)とは
ギャバはγーアミノ酪酸(ガンマアミノラクサン)と呼ばれます。
自然界に広く分布、人の脳や脊髄にも多く存在しています。神経伝達物質としてのはたらきがあります。
血圧の調整に作用する
脳内の血流を活発にし、酵素供給量を増やしたり、脳細胞の代謝機能を高めるはたらきがあることがわかっています。
ギャバは血管のはたらきを調整している自律神経の中枢に働きかけ、血圧を上げる酵素をブロックする作用によって血圧を下げる効果があります。
また利尿作用を促してナトリウムの排泄を促進し、腎機能を高める作用もあります。この作用も高くなった血圧を下げる効果につながります。
その他にもイライラや神経の高ぶりを緩和したり、肝機能を強化して二日酔いを予防する効果もあります。
漢方でもギャバが含まれる棕櫚(しゅろ)や黄ぎは、高血圧の改善物質を目的に用いられています。
- 血管の働きをコントロールする自律神経の中枢に作用
- 血圧を上げる酵素の働きをブロックする
- 過剰な塩分摂取で低下した腎臓機能の活性化
モナコリンについて
コレステロールを低減する
モナコリンは紅麹から生産されるたんぱく質です。体内のコレステロールを合成するはたらきをするHMG・CoAレダクターゼを特異的に阻害することにより血中のコレステロール、特にLDL(悪玉)コレステロールの量を減少させるといわれています。
血圧に作用するのはギャバであり、コレステロールを低減するのがモナコリンであるということですが、
- 1モナコリンを摂取することでコレステロールを低減する
- 2上記によって動脈硬化が改善される
- 3結果として高血圧が改善されていく
といった緩やかな作用への期待ができます。
紅麹はからだに良いのか?安全性は?副作用は?
まとめ
ギャバとモナコリン
効能 | 商品名 | 形態 | 主な用途 |
---|---|---|---|
血圧降下 | ベニコウジ 粉末ギャバ | 粉末 | パン・菓子・麺類 |
ベニコウジ 粒ギャバ | 粒 | みそ・穀物類・パン・菓子類 | |
コレステロール低減 | ベニコウジ 粉末モナコリン | 粉末 | パン・菓子・麺類 |
いかがでしたか。
ギャバとモナコリンについてご理解いただけたでしょうか。
紅麹は薬品ではなく昔から漢方として丁重に扱われていた食品の一つです。
ギャバとモナコリンの成分を目的に過剰に摂取するのではなく、細く長くとり続けていただくことをおすすめしています。

このページでご紹介したのは以下の商品です。
コメントを残す